有機野菜塾(人材育成)
人材育成
当集落の有機農業の人材を活かした有機農業を学ぶ有機野菜塾、体験する貸し菜園や、有機農産物の特に地域内循環を促進するマルシェの企画支援、助言を行い、当集落の就農者や地域づくりに関わる若手人材の人材育成を行った。
有機野菜塾は、平成24年5月より平成25年3月まで計11回開催し、周辺住民や東京などの都市住民延べ200人以上が参加、来訪した。貸し菜園を周辺や都市部住民12組に貸し出し、毎週、毎月のように来訪があった。多くの来訪者は、小川の有機農産物や加工品を、周辺の直売所や店舗などで、毎回のように購入しており、副次的な経済効果もあった。
有機農産物マルシェを平成24年7月より1月までの毎週土曜、計29回開催し、延べ510人の来店があった。期間中10回、人材育成会を行い、売り場や販売体制の改善を行った。それぞれ収益事業として実施し、自立した運営を行っており、来年度も継続することが決まっている。
有機野菜塾、貸し菜園については、今後、様々な集落活性化活動を展開していくこともあり、集落の次の世代を担う若手や新規就農者が、新たにNPO法人を立ち上げ、運営を行っている。有機農産物マルシェは新規就農者6軒が協働して、運営を行っている。
当集落には1971年から有機農業を始めた金子美登氏の「霜里農場」があり、40年にわたり有機農業を続け、さらに、沢山の研修生を育ててきた。長年の積み重ねが周囲に認められ、今では、集落全体が有機農業になりつつあり、研修修了生も120人を超えている。霜里農場やその後の集落全体の取り組みがあり、2009年、村の販米農家全てが有機農業に転換し、日本初の有機の里が実現した。その成果による2010年度日本農林祭村づくり部門において天皇杯を受賞した。
この地域資源を活かした有機野菜塾や貸し菜園が、昨年度、本事業で行った人材育成講座で企画された。本協議会では、地元住民、若者、就農者らのグループ(NPO法人霜里学校を平成24年7月に設立、集落の次の世代を担う団体として期待されている。)が自ら企画を実践、運営していくにあたって支援を行った。
有機野菜塾では、金子美登氏と集落内で就農した元研修生を講師に迎え、有機農業の技と思想を通じ、土づくり、安全で美味しい野菜づくり、保存食づくりなどを学ぶプログラムを平成24年7月より12月までの毎週土曜、計11回開催し、延べ200人以上が参加した。貸し菜園を周辺や都市部住民12組に貸し出し、毎週、毎月のように来訪があった。多くの来訪者は、小川の有機農産物や加工品を、周辺の直売所や店舗などで、毎回のように購入しており、副次的な経済効果もあった。
野菜塾は受講料2,000円/回、貸し菜園は利用料4,000円/月の料金設定を行い、収益事業として、自立した運営を行った。
本年度、事業として成功しており、来年以降も、有機野菜塾や貸し菜園を継続して実施していくことが決定している。
■ 有機野菜塾の様子
■ 有機野菜塾の概要
■ 貸し菜園の様子
■ 有機野菜塾と貸し農園の広報ちらし(表面)
■ 有機野菜塾と貸し農園の広報ちらし(中面)