里山保全活動(沢清掃)&間伐材活用ベンチ作り&里山散策
10月26日に下里地域の里山保全活動を行っているボランティアグループ”美郷刈援隊”が行っているグリーンツーリズムを兼ねたイベントを行いました。
参加者は企業CSR活動として保全活動を支援いただいている大宮のリフォーム会社株式会社OKUTA様の従業員の方とそのご家族、その他里山保全活動にボランティアで参加してくれている東京や神奈川の方など様々な立場の方が参加くださいました。今回は”蛍の復活を目指して”かねてから整備してきた里山を流れる沢の整備作業、今年2月の大雪で倒れた木を切り出してベンチを作るワークショップ、そしてこの地域では大変有名な”スダジイ”の巨木がある里山への散策を行いました。
■沢清掃
蛍の復活を目指して里山を流れる沢をきれいにして淀みをつくり蛍の幼虫が棲めるような環境づくりを行うための作業です。今年の2月の大雪で沢の両側の山に植林された杉の多くが倒木。枯れた枝が沢の流れを妨げてました。今回の参加者のおかげで沢は流れを取戻し沢沿いの散策路からみても美しい里山の風景の一つになりました。
■倒木を活用したベンチづくりワークショップ
里山の中で雪のために倒れた杉の木はチェーンソーで切断し、皆で皮を剥きました。そして、搬出し材料をつかってベンチを作りました。作りはシンプルですが立派な里山資源の活用事例です。ここで作ったベンチの材料は田んぼを潤している地域の槻川沿いの散策路に設置して地域の方々やウォーキング、ハイキングなどの訪問のツーリストに利用していただきます。
■下里の隠れた名所”スダジイ林”の散策
地元の人には当たり前かもしれませんが、来訪者からみるとびっくりということがあります。里山ツーリズムのコースの整備も行っている美郷刈援隊。この日の為に散策路周囲の草刈など整備を実施してくれました。参加者全員で山へ登って見た別世界に驚きと感激の声が漏れました。