有機の里下里見学会実施報告(平成26年2月 小川町見学ツアー)
■ 概要
平成25年1月21日のぐるなび商品展示会で当協議会として飲食店のシェフやバイヤーの方々には是非生産現場や地域産業との連携の状況を見て頂きたいという主旨のもと右の写真のようなチラシを配布し現地見学会の提案をさせていただいた。展示会で名刺交換をさせて頂いた飲食店を中心に7社18名の参加申込みがあり2月18日(火)に見学会を実施した。今回は有機農業の現場として横田農場と霜里農場の2カ所の見学、地域産業との連携事例として晴雲酒造ととうふ工房わたなべの2カ所の見学と試食・試飲を行った。また昼食時には地元有機農産物の試食を行い生のまま、加熱時など調理の仕方で味がどのように変化するかなど体験していただいた。今回の見学、試食により有機農産物の栽培の過程や生産者の拘りを実物を見ながら五感で体験することにより安心・安全であることはもとより、供給体制の実態などの理解が深まったと思われる。
■ 現地見学会詳細
●実施の背景、目的
平成26年1月21日に開かれた「ぐるなび商品展示会有機農産物コーナー」に小川町の有機関係者二者(下里有機の里づくり協議会、横田農場)が出展した。その成果をより確実な商談に繋ぐため、
1)生産現場、地域産業との連携状況を見て欲しい(視察)
2)有機農産物の美味しさを実感して欲しい(試食会)
という生産者側が要望する実需者との交流機会を提供するために首記企画を実施した。
目的:
1)小川町の有機農産物の販路確保
2)次年度以降の有機農産物拡販事業での現地ツアーの有効性の検討のためのトライアル
●募集方法
基本的にはぐるなび商品展示会で見学会の告知チラシを配布するとともに当日名刺交換を行った会社や協議会メンバーのネットワークを通じて有機農産物に興味が有りそうな会社、飲食店等へメール等による募集を行った。結果としては7社18名の参加者を募る事が出来た。この内ぐるなび商品展示会での名刺交換を行った会社は4社であった。いずれも展示会では商談会含めて熱心に話を聴いて頂けた 会社であり一社で2名〜6名の申込みがあった。飲食チェーン店では本社、チェーン店などから複数名の参加など熱心なところもあった。
●見学会工程
見学会は視察と試食という2つの意味合いがあったが以下のような工程で行った。
1)小川町駅前に集合
2)チャーターバスでの見学地見学(右の写真)
3)横田農場見学→ベリカフェにて試食、昼食→霜里農場見学→晴雲酒造見学・試飲→とうふ工房わたなべ見学・試食
4)小川駅に戻り解散
以下に各工程での様子を述べる。
[ 横田農場にて ]
[ ベリカフェでの説明、試食会 ]
[ 霜里農場見学 ]
[ 晴雲酒造 ]
[ とうふ工房わたなべ ]
●まとめ
今回の見学会は協議会としても初めての試みでありトライアルとして行った面もあったが、概ね良好な反応を頂き、横田農場に対しては1社からオーダーも入っている。当初の目的を達成できたと考えて おり今後も継続的に飲食店など有機農産物販売先の理解を得て頂く事でその先にいる最終消費者を含めてお互いの理解を深め共生、対流出来る関係を構築していきたいと思う。