下里提携米栽培基準作成勉強会
都市農村共生・対流事業の一環として地域産のお米のブランド化を行い販路拡販を行う事としている。特に企業CSRとして地域産の米を提携米として購入いただいている株式会社0KUTAとの信頼関係をより強固なものとするために「なぜこのお米は安全で、安心して食す事が出来るのか」ということを明文化されていなかった栽培基準を作成し、生産者と消費者が共有する事を目的とした勉強会を実施した。教材としては米どころである新潟県の栽培規範である新潟GAPを参考とし下里地区に相応しい内容に見直すためのレビュー会を計3回行った。土づくりから栽培、防除、収穫、調整、出荷に至る一連のプロセスでの栽培規範にあたる一連の基準作成の目処をつくることができた。この後は労働安全や環境保全の項目も加えて、農業体験の作業マニュアルにも繋がる形にして次年度の完成を目指す。
■ 第1回
また、この日は、玄米への石の混入対策としての石抜き機の適用実験の結果報告もあり、今後出荷品質を維持するための玄米出荷時の石抜き機適用を基準に入れる事の合意を得た。
■ 第2回
レビュー項目名(5項目)
・登録種苗の適正な使用
・圃場やその周辺環境等からの汚染防止
・有害物質を含むおそれのある資材からの農地汚染の防止
・有機物の施用等による適切な戸需要管理
・完熟堆肥の使用
・土壌の状況を踏まえた適正な施肥
■ 第3回
レビュー項目名(5項目)
・病害虫、雑草が発生しにくい栽培環境つくり
・適時適切な防除の実施
・生産資材の使用履歴等の記録と保存
・収穫時等における異品種および異物の混入防止
・清潔で衛生的な米穀等の取扱い
農林振興センター佐藤さんからは昨年の病害虫の発生状況やその防除の仕方等有益な情報を提供いただいた。